キャンプ入門 タープ&タープポール編
日除けや雨除けに役立つ「タープ」は、キャンプでは必須のアイテムです。日中はテント内よりも、タープ下で過ごす時間が多く、ひとつ用意しておくとアウトドアでの過ごし方が格段に快適になります。日帰りBBQやデイキャンプにも使え、太陽の光をしっかりと遮断してくれるタープ、虫から守ってくれるタープ、はたまた焚き火やBBQの際に舞い上がる火の粉に強いタープなど、その種類や用途は実にさまざま。それぞれの特徴と目的に合うタープをお選びいただければ、あなたのキャンプライフはより楽しくなるはずです。ここではタープやポールの特徴と、おすすめの商品をご紹介いたします。
タープの形について
タープを選ぶ際、もっとも重要になるのがタープの“形“と“サイズ“です。形は大きく分けて5種類あり、サイズは少人数からグループで使えるタープまで様々。キャンプシーンを想像しながら、タープの形とサイズをあらかじめ意識しましょう。また、タープのカラーはテントと同系色にすることで、キャンプサイトに一体感が出てきます。下の早見表を参考にして、タープを選んでみましょう。安全にタープを使うためにも、強風時の設営はお控えください。
タープはどう選ぶべき?簡単早見表!
タープ選び早見表
- ヘキサタープ
- 開放感抜群で、張った時のフォルムの美しさも魅力!ポールを追加することで張り方アレンジも自由自在。コンパクトに収納ができ、慣れると一人で設営することも可能です。
- レクタタープ
- ヘキサタープよりも広い面積の影を作ることができ、大人数のグループキャンプにおすすめです。ヘキサと同じくその張り方は自由自在。テントと連結させたり、風除けのための「壁」として使ったり、スタイルに応じてアレンジを楽しみたい方に。ポールの必要本数が多い分、設営に時間がかかってしまうことがあります。
- ウィングタープ
- 設営すると鳥が羽を広げたような形になるウィングタープ。ヘキサタープやレクタングラータープに比べると日陰になる面積は少ないですが、軽量コンパクトで風に強く、その美しい形に一部では高い人気があります。
- スクリーンタープ
- プライベートな居住空間を作ることにかけてはピカイチ。虫が苦手な方には文句なしにこちらをおすすめ。メッシュで通気性も確保しつつ、虫を防ぎます。フルクローズできるタイプであれば風も防ぐ事ができ、3シーズン対応します。
- 自立式タープ
- とにかく設営が非常に簡単。キャンプ以外でも様々なアウトドアシーンで活躍してくれます。しかし、雨天時には雨水がたまる事もありますのでご注意ください。また収納サイズが大きく重量も重いため、運搬が大変です。サイドスクリーンを取り付けることでプライベート空間が作れます。
タープポールについて
ヘキサタープ、レクタタープ、ウィングタープを張るのに欠かせないポール。その選び方はメインポールにするかサブポールにするか、用途やアレンジによって異なります。またポールの素材や機能も様々。利用するタープに応じて、必要なポールを見つけましょう。もちろんポールの長さは最重要となります。商品をしっかりと確認して、理想のポールを見つけましょう。
メインポールにするかサブポールにするか
タープポールの種類は大きく分けて2つあります。タープの中央を支えるのが「メインポール」。支柱となる役割で、両サイドに1本ずつ計2本を使います。2本のメインポールに、追加して使うのが「サブポール」。開放感が欲しいときや雨を効率的に流すために傾斜させるなど、張り方に幅を持たせることができます。必然的にメインポールの方が、長く太いポールになります。
- メインポール
- もっとも荷重がかかるポールとなり、ポールの直径は25mm以上の太くしっかりとしたポールを選ぶようにしましょう。閉塞感を感じない広めの空間が理想であれば、自分の身長+80cmの長さのポールを選ぶのがオススメです。
- サブポール
- タープ設営時のレイアウトにアレンジを増やすための小道具のような役割を担います。解放感の調整をしたり、タープの雨の流れを自分でデザインしたりと用途は様々。時にはテントのキャノピーポールとしても使えます。長さは、自分の身長+20cmぐらいあれば、かがまずにタープ内に入れておススメです。
タープポールの素材
ポールの素材は大きく分けて4つあり、安価なものから高価なものまで様々です。
- スチール(鉄)
- 強度や耐久性に優れており、値段が比較的安価です。その反面、重く錆びやすいためこまめなお手入れが必要です。
- アルミ合金
- 強度や耐久性に優れており、軽くて錆びにくいです。カラーバリエーションが豊富で、木目調のカラーのポールもあります。
- ウッド(木製)
- 素材によっては強度に優れています。おしゃれになりますが、重く水を吸うためメンテナンスが必要です。値段も高価になります。
- カーボン
- カーボンファイバーとも呼ばれ、重さは鉄の1/4と非常に軽量。強度は鉄の10倍もあり、耐摩耗性・耐熱性・熱伸縮性にも優れていますが、値段も高価になります。
ポールの特徴や機能
各メーカーから様々なポールが出ており、接続方法やポールの長さ調整方法はそれぞれ違います。ポールの持つ特徴や機能を知り、より使いやすいポールを見つけましょう。
- 接続方法
- ワイヤーやショックコードが入っているポールは、つなぎ順が決まっており接続が簡単です。デメリットは、ワイヤーやコードが伸びてしまい、片手で取り扱いできなくなる場合があります。ピンで固定するボタン式はそういった不安が無いのでおススメです。ネジのように締めるねじ込み式のポールは耐久性の観点からおススメできません。
- 伸縮機能
- あらかじめ穴の開いた高さにピンで固定するラチェット式や、無段階調整ができるポールがあります。サブポールとして2本、同じ高さで使う場合は、調整してから使いましょう。
ヘキサタープ
おすすめヘキサタープ
レクタタープ
おすすめレクタタープ
ウィングタープ
おすすめウィングタープ
Snugpak(スナグパック) オールウェザーシェルター
日光や風、雨、雪などから身を守る「全天候型」多目的シェルターです。ダイヤモンド型のデザインで、フライトシート・くさび型・差し掛け型などあらゆる形で使用可能です。ポールは付属していませんが、荷物を軽く、コンパクトに持ち運びしたい方に最適です。四隅にハトメ、両サイドにたくさんのベルトタブを備えています。フライシートとして使用時には背骨に3つのベルトタブを装備し、4mのガイロープ(長さ調節可能)が4本と、8本の軽量合金ペグを付属しています。210Tポリエステルリップストップ生地、ポリウレタンコーティング(2000mm HH)仕様に加え、紫外線への耐性(SPF30)加工を施しています。
スクリーンタープ
おすすめスクリーンタープ
自立式タープ
デイキャンプやグループでのBBQ等で大活躍
タープの中では群を抜いて簡単に組み立てて設営ができるタープで「ワンタッチタープ」とも呼ばれる自立式タープ。慣れてしまえば女性1人でも設営が可能です。設営はわずか3ステップ!
1.脚部フレームを広げる
2.フライシート(天井部分になる布)を被せる
3.脚部フレームを伸ばす。
以上で設営が完了してしまいます。また、自立式タープはキャンプ以外にも様々なシーンで活躍します。例えばBBQや、お子様のサッカー観戦や野球の試合の応援などをしているとき、また運動会や水遊び・プールなどなど。アウトドアライフで大活躍するシーンが非常に多くまさにファミリーにはぴったりのおすすめタープです。